Himwariのひとり言
目を癒すハーブ アイブライト
目が・・・目がー
でお馴染みのハーブ 馴染んでませんけど
アイブライトをご存知ですか?
私、幼少からかなりの近視で、メガネ君でした。
だから大人になっても老眼にならないと思っていたんです。だって、遠くが見えなくて、近くしか見えないんですから。
ところが、その考えは全然間違っているようで、遠近両用から始まり、がっつり老眼鏡を使うようになり、しまいには老眼鏡を外さないと見えないという、本末転倒な視力になってしまいました。
そこで、いつも目の疲れになるとでてくるハーブ「アイブライト」
このアイブライト、古来から目に良いハーブとして知られており、「輝く瞳=アイブライト」と呼ばれていました。
和名は「セイヨウコゴメグサ」、学名は「Euphrasia officinalis(ユーフラシア・オフィシナリス)」といいます。学名はギリシャ神話の三美神の一人、喜びに女神「エウプロシュネ」にちなんでいます。
余談ですが、三美神「カリテス」とは全能の神「ゼウス」の娘たちの事で、エウプロシュネ(喜び)・タレイア(繁栄)・アグライア(輝き)の事です。カリテスはカリスの複数形で、
現代で使われている「カリスマ」はこれが語源と言われています。
かつての植物療法の父「カルペパー」は、「アイブライトがもっと利用されるようになれば. 眼鏡屋の半分は倒産していただろう」なんて言葉を残しています。
14世紀ごろの医学書には、すべての眼病に効果的とまで書かれるくらい、医療の世界でも名を置くハーブなんです。
では、本題です。 今から??
その目の疲れ? 本当に目からですか? なになに?なんかのCM?
中医学では、「肝」は目や筋、爪と深い関係があると言われています。肝が弱ってくると、目が疲れたり、めまいがしたり、足が攣るとか、こむら返りを起こしたり、爪に縦のしわが入ったり、黒ずんできたりします。「肝」は情緒にも影響してきますので、イライラ、怒りっぽいなどの症状も出てきます。
目の疲れは、もしかそたら肝臓の悲鳴じゃないのですか?
布団に入ったらスマホを見るのはやめましょう。YouTubeなどもほどほどにして、目の疲れからくる肝血消耗を防ぎましょう。レバーやブルーベリーなど、肝血を補給するものを摂取しましょう。ストレッチを習慣的に行い、気が滞らないようにしましょう。
*肝血の不足は、他にも栄養障害や月経異常などもおきます。
あれ? 何の話??アイブライト関係ないじゃん
のんのん
このアイブライトに含まれているアウクビンは、肝臓の働きを改善することでも有名なんですよ。
目が疲れた→よし、アイブライト→いやまてよ、肝臓か?→ならアイブライト
ってことで、どっちにしてもアイブライトなんですよ。
例えば目薬は目の薬として、目の病に特化して症状を抑制するものですが、ハーブは全体的に優しくゆっくり浸透していくんです。
身体の弱っている機能に作用し手助けしてくれます。
野生の中でみずみずしく生きぬいてきた植物の力なのです。
昔の医学に関わる人たちは、植物の見た目からその植物が何に効果があるかを考えて使い始めたそうです。
このアイブライトは、白い花びらの中に黄色い斑と紫色の筋(脈)の浮かんでいる様子が、疲れて血走った目に似てるから、きっと目に良いハーブだろうと考えられていたそうです。
この考え方は何世紀も受け継がれており、現代の科学的根拠、エビデンスに拘るとどうなんだろうと思いますが、それでもこうやって色々とハーブを学んでいくと、あながち間違ってないなって思えるんです。不思議ですよね。
そんなにクセのある味ではありませんが、後味に少し苦みがあります。ブレンドして飲まれる方がおススメです。